家計の見直し
家計を見直すために、まず現状の金融資産やローン状況を把握しましょう。
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病院窓口での自己負担割合
まず現状の金融資産やローン状況を把握しましょう。
一覧表をつくり、今後の資産運用の方向性を考えます。
次に、家計の収支状況を確認することで、生命保険や住宅ローン、無駄な支出を見直し、健全な資産設計を目指します。
下の表のような「金融資産・ローン状況一覧表」を作成してみて下さい。
金融資産・ローン状況一覧表をダウンロード(PDFファイル 79.2 KB)
(この表を表示するにはAdobe Systems社のAdobe Reader(無償)最新版が必要です。こちらから入手することが出来ます。)
作成する際のポイントは、各金融商品の金利タイプです。預貯金には、固定金利と変動金利の2つの金利タイプがあります。一般的には金利が下がる局面では、固定金利、上昇局面では変動金利商品が有利になります。
このように、一覧表を作成することで、今後の資産運用の方向性が見えてくる効果があります。終身保険や養老保険は、解約をした場合の解約返戻金を保険証券で確認しておきましょう
金融資産、ローン状況一覧表
銀行
銀行名 | 種類 | 預入金額 | 固定/変動 | 利率 | 元利合計 | 預入日 | 備考 (口座番号・名義) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
郵便局
郵便局名 | 種類 | 預入金額 | 固定/変動 | 利率 | 元利合計 | 預入日 | 備考 (口座番号・名義) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
証券会社
証券会社 | 種類 | 預入金額 | 固定/変動 | 利率 | 元利合計 | 預入日 | 備考 |
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生命保険
保険会社 | 種類 | 預入金額(一時・月払) | 解約払戻金 | 満期金 | 契約者 | 預入日 | 備考 |
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住宅ローン、車ローンなど
金融機関 | ローン種類 | 借入金額 | 固定/変動 | 金利 | 借入金残高 | 返済期間 | 借入日 | 備考 |
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【収入内訳】
月間額 | ボーナス | 年間額 | ||
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給与手取り | 夫 | |||
妻 | ||||
公的年金(夫) | ||||
公的年金(妻) | ||||
その外 | ||||
収入合計 |
【支出内訳】
月間額 | 年間額 | ||
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生活費 | 水道光熱費 | ||
食費 通信費 (携帯、インターネット) |
|||
居住費(住宅ローン、家賃) | |||
教育費 | |||
被服 | |||
教育、娯楽費 生命保険料 | |||
ローン、借入金の返済 | |||
一時支出(車修理、タイヤ) | |||
車(ローン、ガソリン、税金、任意保険) | |||
雑貨 | |||
支出合計 |
金融資産とローン状況、収入と支出を把握する事が家計の見直しの第一歩です。
家計簿の作成をして、まずは、収入と支出の差(貯蓄可能額)と実際の貯蓄額を比較してみて下さい。何に使ったか分からない使途不明金があるはずです。この使途不明金をはっきりさせることで、家計の無駄な支出を減らせます。
家計簿や小遣い帳をつけて使途不明金を追求しましょう。
面倒くささを少しは和らげる方法として、小遣い帳は四捨五入して100円単位、家計簿は500円単位でつけると計算も楽ですし、それ程の誤差もでませんよ。
次に、支出の中で特に支出額の多い項目の内容を検証します。
一般的にはこの項目は「生命保険料」である事が多いです。保険の見直しについては、「保険の見直し」で見直しポイントを説明していますので、そちらを参考にして見直ししてみて下さい。
支出額の多い項目の順から二割を改善する事によって、全体の八割は改善されているはずです。
次に支出額の多いのは住宅ローンでしょうか?賃貸の場合、家賃を減らすのは引越しをしなければ無理ですが、持ち家の場合、住宅ローンの見直しで、月々の返済額を減らしたり、返済年数を減らしたり、トータルの返済額を減らす事が可能なケースがあります。住宅ローンについては「住宅取得計画」の住宅ローンの見直しを参考にして下さい。
どうでしょう?毎月の貯蓄可能額は増えましたか?
家計を見直し、体が貯蓄体質になればしめたもの!毎月積立をして、まとまった資産が出来れば、こんどは資産に働いてもらう番です。
この様な悪循環から
この様な善循環になれば、資産はどんどん増えていきます。
資産表を作ったり、家計簿をつける事を面倒くさいと思っては駄目です。
私のホームページを見て頂けているという事は、あなた自身も家計の見直しの必要性を感じている、あるいは興味を持たれているという事ですよね!? それでしたら出来るはずです。
最初は大変でしょうけれど、一度やると、後は慣れてきます。そして習慣になります。
分からない事、疑問な点がありましたら、私の所にどんどんメールか直接お電話をください。
無料でご相談に乗らせて頂きます。
豆知識
例えば、月に7千円を節約すると、年間8万4千円の節約
1000万円を年利1.0%で運用すると税引き後運用益8万円
1日250円を節約して一年すると、1000万円を1%で運用するより利益が出ます。
大げさに言えば “1日250円を節約するのは、1000万円を運用するのと同じ”
と覚えておいて下さい。
銀行からATMでお金を引き出す時、土日祝日時間外や他銀行のATMを使って手数料を取られた事はありませんか?105円や210円だからと気にしていないとは考えていませんよね。今の低金利時代、普通預金で金利0.1%、もし100万円が普通預金にあっても利子は年間1,000円、もしATMで手数料210円とられてお金を引き出していたら、5回目以降赤字、貯金が目減りした事になります。非常にもったいないです。色々な銀行でATM手数料がタダだったり、タダになる特典がある場合があります。引き出す回数の多い口座はそのような銀行に換えてはいかがでしょう。
ちなみに私は、小遣いを入れておく口座として新生銀行の口座を使っています。月一回この口座に小遣いを入金し、使う時にセブンイレブンのATMから引き出します。手数料は365日24時間無料です。セブンイレブンはどこにでもありますし、必要になれば夜中でも引き出せて、手数料がタダ。とても便利です。おまけに、月5回まではインターネットでの銀行振り込み手数料も掛からないので、通信販売で何かを買った時の支払いも便利です。私は新生銀行の関係者じゃありませんが、私自身が非常に便利と思っているのでここに紹介しました。